小学校6年生くらいになると、保護者の方から聞くことがあります

「中学生になったら、バレエは続けられるでしょうか?」

中学校に入ると、生活は大きく変わります。

授業時間が長くなったり、宿題が増えたり、定期テストが始まったり。

部活動に入れば、放課後や休日の予定も増えていきます。

小学生の頃と同じようにはいかないことも、きっと出てくるでしょう。

そんなとき、

「忙しくなるから、バレエは辞めた方がいいのかな」

と考えるご家庭もあると思います。

でも私は、「続ける」「辞める」をすぐに二つの選択肢にしなくてもいいと思っています。

成長すれば、生活が変わるのは当たり前です。

その時の生活に合わせながら、自分にとって大切なものを残していく方法を考えることも、ひとつの選択ではないでしょうか。

そして中学生になると、バレエそのものの楽しみ方も少しずつ変わってきます。

小さな頃は、音楽に合わせて身体を動かすだけで楽しかった子も、成長すると、

「この曲をどんな気持ちで踊ろう?」

「もっときれいに見せるにはどうしたらいい?」

と、自分で考えながら踊れるようになっていきます。

身体だけでなく、心も成長するからこそできる表現があります。

それは、長く続けてきたからこそ出会えるバレエの面白さのひとつです。

もちろん、勉強も大切。

学校生活も、お友達との時間も大切です。

バレエのために、そのすべてを我慢しなければならないとは思いません。

でも同じように、

「私は踊ることが好き」

という気持ちも、大切にしてほしいと思っています。

忙しい毎日の中でスタジオに来て、音楽が流れたら学校のことを少し忘れて踊る。

そんな時間が、中学生になった子どもたちにとって心地よい場所になることもあります。

そして、

「中学生からバレエを始めるのは遅いですか?」と心配している方へ。

始める年齢だけで、「できる・できない」を決める必要はありません。

初めてなら、初めてのところから。

一つずつ覚えていけば大丈夫です。

進学してもバレエを続けたい子。

一度離れたけれど、もう一度踊りたい子。

そして、中学生になって初めて「バレエをやってみたい」と思った子。

それぞれの「踊りたい」という気持ちを大切にできる場所でありたいと思っています。

忙しくなるからこそ、好きなことをする時間を大切に。

中学生になっても、バレエを楽しんでみませんか?